読書会立ち上げ

今年の会社の目標の一つが社員の満足度改善。働き方改革が叫ばれてはいるものの、ともすれば残業時間削減とか、有給休暇消化の徹底とか、要は働かないイコール良いことという価値観のもとに施策が決められているような気がしてならない。働き方改革も、目的は働きやすい環境を従業員に提供することにより、従業員の満足度が上がり、幸福度が増すことによって、生産性が高まり、会社への忠誠心が高まるという好循環を描くことが狙いだと思う。やはり大切なのは仕事したいと思える環境を創り出すことだと思う。

働きやすい環境創出のために何かできることはないか。そこで思いついたのが本部（20名程度）部員を対象にした読書会である。自分は読書が趣味のような人間だが、最近の若い人はあまり本を読まないと聞いた。ほんとだろうか？中には読書が好きな人もいるだろうに。そんな人はどんな本読んでいるんだろう？お互いに気に入った本を紹介しあえば、いい刺激になるはず。そして、普段仕事での接点しか無い社員の間で、本を契機に打ち解けあうことが出来れば、社員間の相互理解も含まるし、一石二鳥どころでは無い筈。

やり方としては、業務に支障がないように、ランチタイムにオンライン会議形式で集まる。ほんとは顔を合わせてやりたかったが、コロナウィルス問題でみんな在宅勤務を余儀なくされているの、Skypeとかに頼らざるを得ない。みんな揃った時点で、お昼を食べながら最近読んだ本で感動した本の内容を紹介してもらい、あわよくば仕事に役立つような情報を共有できれば言うこと無い。

みんながどの程度読書会に興味を持ってくれるかとか、オンラインでうまくいくのか等不安要素は多いが、まずは実行することが大切。記念すべき第一回目の日には、夏目漱石の逸話にちなんで、『I love you』を愛という字を使わず一行で訳してもらうという問題を出して、答えを聞きながら本部内の結束を高められれば最高だと思う。