silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

そこに愛はあるのか

1月後半ともなると、12月決算の当社での恒例行事、業績評価作業が佳境を迎える。年初に掲げた目標を各本部がどの程度達成できたのか。その評価がインセンティブボーナスの金額につながるので、とても神経を使う作業である。数値化されている目標は合理性が担保されているのでいいのだが、定性的な目標となると、そう単純にはいかない。達成度合いの物差しがどうしても主観になってしまい、説明するのが難しい。何の因果が、10年以上この作業に携わっている。

たたき台となる評価案をもって、経営陣との調整会議に臨む。経営陣から各本部の評価結果に対する意見をもらい、スコアを上げたり下げたりして、最終的には、会社の目標達成度からすると、この程度じゃいの?なんてことで落ち着く。最初は各目標の達成度合いを細かく見るものの、結局は主観的なところで落ち着く。

目標設定に便利ということで世に普及したKPIなるもの。目標に対する進捗を図る上で非常に便利だし、経営陣もこれさえあれば株主に対してきちんと仕事をしていると説明できることもあり、どこもかしこも取り入れたのだろうが、どこか時代にマッチしていない気がする。

数字に直結していなくても頑張っている社員はいる。一方、目標達成だけを目的としてしまい、独り善がりの行動をとってしまう人もいる。結局のところ、会社を生かすも殺すもすべて社員にかかっていると思う。それなら、その社員を幸せにできれば会社も利益をあげられるはず。では、どうすれば社員を幸せに出来るのか?やり方はいろいろあるのかもしれないが、少なくも愛のない施策はうまくいかない。愛があってこそ人はついてくる。だから、何か行動するときには、心の中でこうつぶやく。”そこに愛はあるのか?”このことを常に気に留めることで、物事は万事うまくいく。そう信じている。