silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

自己責任と日本人

ついに東京も今週末は不要不急の外出を控えるようにとの自粛要請が出た。隣人の埼玉、神奈川、千葉県も週末に東京へ出かけることは控えるようにとのこと。コロナウィルス感染者数のピークを少しでも低く、そして先延ばしにするよう、行政も薄氷を踏む思いだと思う。身近に感染者がいるわけでもなく、いたって健康な自分にとっては、今一つ実感が湧かないが、事態はかなり重要な局面を迎えているんだなぁという感覚はある。ワクチンが出来るまで1年はかかかるようだし、これは長丁場になることを覚悟し、株価も過ぎには戻さない、今迄のように何の制約もなくライブを楽しみ、電車のつり革を平気でつかんでうっかり手を洗わずとも無傷なんていうことはありえないような、そんな時代に突入すると思っておいたほうがよさそうだ。

自粛要請という言葉は、ヨーロッパの人に言わせると何の意味もないそうだ。命令でない以上、基本誰も気にしないのだそうである。方や、日本人は真剣にこの要請を受け入れ、従順な子供のように尊重し順守する。だから、日本社会では要請という行政府のお達しは意味があり、効果があるのだ。それを聞くと、ヨーロッパの人は驚きとともに関心するようだ。また聞きなので、何人か具体的にわからないが、まぁ、アメリカ人が聞いても同じような反応をするであろう。

グローバル化というこ言葉が社会を跋扈するようになるとともに、今後日本が迎える少子高齢化社会に備えるための資産形成の必要性がが叫ばれるにつれ、自己責任という言葉が日本社会に定着して久しい。投資は自己責任、転職は自己責任等など。ただ、今回のコロナウィルス危機において、やたら行政府を批判する声を耳にする。それは、自分達を守って欲しいという期待の裏返しだ。正しいアドバイスをしてくれ。言われた通りにするからという発想。

やはり、日本人にはお上と民という構図がしっくりくる。良い悪いは置いておいて、自己責任ってやっぱり大変なところ多いし。かくいう自分はお上に従うタイプだろう。でも、自分にできないことをお上に委ねているのだから、たとえ間違った指示だされてもそのことで目くじら立てるのは筋違いだと考えている。ましてや、短期的に見たらまずい政策でもあとから振り返ったら満更悪くなかったということは多々あることだし。田中角栄待望論なんてその最たるものだろう。いずれにせよ、コロナウィルスショックはいろんなことを問いかけてくれる。