読書会

会社で読書会を起ち上げた。所属する本部の仲間たちに声かけて、自分が気に入った本を紹介して意見を述べ合うという、ありきたりな集い。参加者の数に重きを置かず、いかに長く続くかが肝要と考えている。あまり力を入れ過ぎて途中で息切れするよりは、とにかく存続している限りは、新入社員にこの組織のことを知ってもらえる機会が増えるわけで、その方が主催者としては嬉しい。

とはいえ、ありきたりで済ませたくない性分は変わらい。そこで、事前に課題を出しておいて、会の中で披露してもらうことにした。ちなみに、課題は『I love youを愛という単語を使わず和訳してください』だ。夏目漱石の都市伝説にちなんだこの課題は、思いの他受けが良かった。そして何より驚いたのが、結構真剣に考える人が多かった点である。回答は各個人から自分宛にメールで届くので、受け取るたびにニヤニヤしていた。こんな時、在宅勤務は助かる。

COVID-19 の影響で、この会はTeams使ったOnlineで行われた。案の定スライドが映らないハプニングに見舞われ焦ったけど、皆さんのフォローで事なきを得ることができた。各人に自分の答えを解説付きで説明してもらったが、みんな個性豊かで面白かった。食べ物に関する表現が多く、やはり好きな相手の心をつかむにはまず胃袋というところだろうか。

在宅勤務も1か月以上になり、みんな精神的に厳しいのではなんて心配したけどどこ吹く風。一人暮らしで話し相手のいない自分こそ気をつけなきゃいけないと思った。さて、第2回は何やろうか？１カ月なんてあっという間にやってくる。GW中に考えよっと。