テレワークの落とし穴

神奈川県公式LINEアカウントによる新型コロナウィルスに関するサーベイが行われた。単なるチャットアプリに過ぎないと思っていたLINEが、今やNewsを配信し、お財布になり、お金を借りることもでき、今や地方自治体と組んで県民に対する調査までやっている。もう我々の生活になくてはならない 、正真正銘のプラットフォーマーである。

さて、そのサーベイ結果をみて驚いたのが、テレワーク、所謂在宅勤務が出来ている人達の割合が15％程度に過ぎなかったということである。自分の会社は、在宅勤務を強力に推進しており、特に管理職務は75％の在宅勤務率を目標に掲げている。そんな環境に身を置いていると、自ずと在宅勤務出来てあたりまえと思ってしまうが、現実はこうも違うものなのだ。確かに、友人の多くは出勤している。そう考えると、テレワーク出来ていないほうが当たりまえなのかもしれいない。

一方、テレワークを始めた人達の間では、既にいくつか問題点が報告されている。仕事用の部屋が自宅にないので、居間等で働かざるを得ず、集中することができない。オンライン会議は意外と疲れる等。その中で一番気になったのが、孤独である。具体的には雑談する時間が無くなったのが特に辛いとのこと。わかるような気がする。一人で篭もることが苦ではない自分でも、たまには人と話したくなる。いざ話すと会議中の発言でさえどこか他人と触れられた気がして嬉しくなるものだ。

このような悩みを持つ社員は当社でもこれから徐々に出てくるだろう。そう思い、所属している本部の同僚対象に、読書会なるものを始めることにした。単に好きな本の紹介する集まりである。些細な企画だが、少しでも多くの同僚が参加して、心の痛みを癒せることが得切ればいいと思う。