勤続20年

上司から夕方メールが届いた。ふと目に入ったのがCongratulationの文字。なんだろうと思ってみたら、勤続20周年のお祝メールだった。上司も昨年暮れに入社したばかりなので、いきなり20年生の部下にお祝の言葉を述べる羽目になったのだから、それはそれで何か妙な感じがすると、本人のメールにそう書いてあった。なんとも正直な上司である。

まぁ、ちょっと下世話だが、気になったのがお祝い金。メールに添付された人事からの表彰状を良く見ると、金五万円とのこと。確か会社の忘年会で、勤続20年のお祝が出たら、みんなで福井に桜を見に行こうという話で盛り上がったのを思い出した。あれから数か月後に、ここまで社会を変えてしまうような出来事が待っているなんて誰も想像だにしなかった。世は定めなきこそいみじけれとは言うものの、こりゃぁ悪いパターンだ。いじけれなんてのんきに言っている場合ではない。

考えてみれば、20年前と言えば20世紀最後の年で、ITの2000年問題が懸念されたり、その後WTCのテロがあり、リーマンがあり、東日本大震災がありと、本当にいろんなことがあった。そして、今回の新型コロナウィルスは、大恐慌以来の大不況をもたらすのではとさえ言われる大インベントとなりそうだ。

でも今振り返ったように、私たちはその苦境を潜り抜けて現在まで生き残ってきた。そう、これからもきっと生き残る。ダーウィンじゃないけど、変化に適応出来る者が生き残るのが。とにかく前向きにいこう。Don't worry be happy!おっと、明日社内で起ち上げ予定の読書会のタイトルだ。明日、楽しみ！