silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

三四郎とトレンディドラマ

昨年末から計画していた本部の読書会。今年になって入社される方がいたり、新型コロナウィルスの影響で社内がバタついていることもあり、延び延びになってしまっていたが、来週には第一回読書会の案内を部員全員にメールしようと思っている。今日は、その案内文を作成した。

第一回読書会では、文豪夏目漱石を取り上げる。読書会はお昼休みにTeams使ってやるのだが、お昼ご飯食べる都合もあるから30分程度しか使えない。そんな中、題材は2つと決めている。1つ目は、漱石がI Love Youの和訳を生徒の聞かれ、月が見たいとでも訳しておけと言ったという都市伝説。この話を紹介し、出席者にも事前に和訳をしていたき、当日発表するというもの。

もう1つが、三四郎の出だしの部分。東京に向かう汽車の中で、食べ終えた空の弁当箱を窓から投げ捨てると、風で戻され近くの席で窓から顔を出していたご婦人の顔に命中し、三四郎が狼狽しながら女性に謝るというシーン。わずか100年ちょっと前でも、こんな無礼なことがなされていたなんて。しかも我が国を背負て立つ東京帝国大学の楽師がである。日本人が礼儀正しくなったのは最近なのかもsれない。

そんなこともあり、Youtube三四郎の解解説を見た。もちろん、中田敦彦氏の番組である。よくよく見てみると、ライスカレーがハイカラと位置付けられていたり、家が結婚相手を決めたりと、当時の社会状況が垣間見れる。そして主人公の三四郎がなんてうぶなことか。そう考えると、中田さんが言う通り、これって明治のトレンディドラマなんだと思った。そしてあの名言”ストレイシープ”。101回目のなんとかなら”僕は死にません!”みたいなものか。このところビジネス書ばかり読んでいるので、久しぶりに読んだ(見た)三四郎はとても新鮮で、時間作ってたまに昔の小説読んでみようかと思わされた日曜日だった。