silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

ウィルスとの終わりなき戦い

人間とウィルスとの戦いは、大昔から続いており、その都度人間に計り知れない損害を与えると同時に、時として後世に伝わるような文化遺産を副産物として産み出してくれている。天然痘が流行したときに、疫病退治を祈って作られた奈良の大仏。ペスト流行の際に何の救いにもならなかったキリスト教に対する信用失墜から生まれたルネサンス文化。また、17世紀にイギリスで流行ったペストは、大学閉鎖で独学を余儀なくされたニュートン万有引力発見をもたらした。

さて、我が日本も今回新型コロナウィルスに襲われ、未曽有の経済危機に見舞われること必至で、まさかウィルスにここまで翻弄されるかと思いきや、調べてびっくり、70年ほど前の日本人死因のNo1 は結核だった。そう考えると、今回のウィルス騒動は特に驚く話ではないのかもしれない。そのくらい人間の力なんて、大自然の前では無力だということなんだと思う。

問題は、この国難を経て何を産み出すかだと思う。大仏?新しい文化?はたまた新物理理論?現時点での最右翼といえばデジタルトランスフォーメーション。もう、待った無しに違いない。多くの会社がインフラを刷新して在宅勤務出来るような環境整え、紙による業務をなくし、所謂DXの加速化は間違いない。結果的に生産性が上がり、評価もますます成果主義、それもVisibelなOutputが要求されるようになるだろう。となれば、これといった実績を出していないものは評価もされず、Remoteの職場環境においては正に視界から消えていく。

もしこの仮説が正しければ、これもまた、今回の新型コロナウィルスの思う壺ということになるのだろうか。そして、それは現在10万人以上に上る死者の数とは比べ物にならないくらいの犠牲者を生むのかもしれない。それに対して人類はどう対応するのか。まさに終わりなき戦いだ。