silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

憧れ

物があふれ、これといった不便さのなくなりつつある現代において、お金を稼ぐのは昔に比べて難しくなった。人は、自分の不平不満を解決してくれる物やサービスに感謝し、その感謝の証としてお金を支払う。その元になる不平不満がなくなってきているのだから、感謝される機会も減ってしまい、その結果お金を受けとる機会も減ってしまう。

そんな時代においてお金を稼げる人ってどんな人だろうか?まず思い浮かぶのが職人。それもxx業界において、右に出る人はいないみたいな、所謂カリスマ職人。その技術が希少価値である故、金に糸目は付けないなんて熱狂的なサポーターに支えられるようなタイプ。また、同じ希少価値でも、そこそこ秀でた技術を複数有する複業家タイプ。たとえば、プロスポーツ選手でありながら作家であり、資産運用でもプロ並みの運用益を出す人とか。どのジャンルでも日本一というわけではないが、職業人として優秀な成績を残しているようなタイプ。このタイプは、意外性の合わせ技により価値をあげるタイプ。

個人的には、前者のようなカリスマ職人に憧れていたが、どう考えてもその道は厳しすぎるし、そこまで打ち込みたくなるような対象に出会うことがなかった。そうなると、後者の複業家を目指すのがまだ現実的かと思う。もちろん、これも生易しい話ではないが、方向性としては正しいと思う。でも、カリスマ職人、憧れるなぁ。

そんなことに思いを馳せながら、今日も在宅勤務中の気晴らしに近所のコンビニで雑誌を物色。視界に入ったのが落語家の写真を特集したPEN。現代を代表する落語家の写真が次々に登場するが、思わずくぎ付けになった一枚。被写体の主は25年前の柳家小三治師匠。得も言われ独特の雰囲気が写真から伝わってくる。なんとも神々しい。やはり、カリスマ職人への憧れは消えそうにない。