silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

バブルとアメリカ

今年は戦後75年ということは、終戦から四分の三世紀が経つということになる。そんな年に東京で戦後2度目のオリンピックが行われるのかと思うと、どこか感慨深いものがある。もちろん、自分は終戦後20年のタイミングでこの世に生を受け(第1回東京オリンピック翌年生まれ)たので、その時のことは知る由もないが、うっすらと当時の決して豊かでなかった暮らしのことは覚えている。

かつての敗戦国がGDP世界3位(中国に抜かれるまでは2位)の地位を確立するなんて当時誰も予想だにしていなかったに違いない。しかしながら、その栄光を快く思っていない国があった。そう、アメリカである。日本の自動車産業の繁栄は、アメリカ人の職を奪っていった。業を煮やしたアメリカは、プラザ合意にて円高容認を先進国5か国会議で取り付ける。その後の日本国内の低金利が土地と株のバブル経済を産み出し、土地と株の高騰が絶頂期を迎えたころ、まさに機は熟したとばからに、またもアメリカはBIS規制を持ち出し、自己資本比率規制に伴い銀行は融資の継続が不可能となり、土地神話をもたらしたバブル経済はあえなく破裂し、その後失われた20年を迎えることになる。

こうしてみると、日本の戦後の頑張りを誇らしく思う反面、やはり敗戦国の限界みたいなものを感じる。所詮大国の掌の上で回されているような感は否めない。

今後、憲法改正など日本の将来を占う上で重要な節目が訪れるだろう。その時忘れないようにしたいことは、自国の利益は持ち論のこと、アメリカ含む関係国すべての利益を考慮し、みんなの取り分が少しでも多くなるような施策を打ってほしいと思う。今後一層共存共栄を目指したいと思う。