コミュニティーの重要性

以前から一度お話を伺いたいと思っていた職場の同僚に声をかけ、上司とともにランチをご一緒させてもらった。この方は、人事部で主にトレーニングを担当されていて、いつもバイタリティーに溢れる講師ぶりを発揮されていて、日頃から機会があれば元気の源など、いろいろ聞いてみたいと思っていたのだ。

話を伺うにつれ、意外な事実が分かり、とても楽しい食事となった。まず驚いたのが、8回にわたる転職歴。そのうえ、会社を選ぶ際の決め手は給料とのこと。普段金の猛者のイメージとはかけ離れたイメージなのだが、理由を聞いてある意味納得した。それは、趣味のアートを楽しむにはお金がかかる。だからお金が欲しかったと。アートの中でも、クラシック音楽はかなりのめり込んでいらっしゃるようで、再来月には、大好きなロシア人のピアニストの演奏を楽しむべく、オランダに行かれるそうである。たまたま、私も最近クラシックをYoutubeで聞くようになったものだから、話も盛り上がり、そこからクラシック音楽の脳の活性化への影響や、絵画の話にまで及んだ。やはり、他人との出会いって大切だと実感した。

帰宅してからYoutubeで今後の日本産業の予測に関する講演を見た。テクノロジーの進化により、人は家から出なくなるなど、とても興味深い内容だった。テクノロジーによりサービス業が機械に取って代わられる中、大きな社会不安をもたらすもの、それが孤独であるとのこと。その孤独に対処するには、うまくコミュニティーに溶け込むスキルが重要とのことだった。

今日のランチのように、人との出会いは自分の人生に幅を持たせてくれる。自分もともすれば一人上手の日々に耽ってしまうことが多い。この調子でもっと人と交わるようにしようと思う。