走り納め

今年も残すところ２週間を切った。コロナ一色の一年だったが、在宅勤務のお陰で結果的に生まれ故郷の隣町に引っ越すことができ、何といっても五体満足で仕事もあるという幸運のお陰で、経済恐慌も時間の問題と言われる今年を無事に乗り切れることができそうだ。来年は相当厳しい日々になることを覚悟しつつ、とにもかくにも今に感謝したいと思う。

引っ越してきてからの週末の楽しみとなっている父親との近場ツーリングも、年内は今日を持って走り納め。幸いなことに、風が多少あったものの、青空と白い雲のもと、人気蕎麦屋さんまでの片道１時間のツーリングを満喫した。コロナのせいか普段のような長蛇の列もなく、すんなりと席につくことができた。

ざる蕎麦と天ぷらに舌鼓を打っていると、珍しくお嫁さんから電話があった。隣にいる父親に携帯を差し出すと、驚いたようだったが、嬉しそうに話していた。相変わらず体調は悪いようだが、無理して元気な声を出してくれていたのだろう。身体に負担を掛けたくないので手短に話を切り上げ電話を切った。

１２月となるとバイクのツーリングは流石に寒いが、父親が元気なうちはこうして出来るだけ一緒に走ろうと思う。