まずはやれることをやる

快晴に恵まれた土曜日。少々風が強いが絶好のツーリング日和ということで、例によって父親と自宅からバイクで1時間ほど走ったところにある人気お蕎麦屋さんに向かった。気分良く幹線道路で追い越し車線を走っていると左手後方からアクションを鳴らされた。スピードが遅くてイライラしたドライバーからのクレームかと思い音のする方を見てみると、なんと父親のバイク仲間で、バイクマニアのご主人だった。お気に入りの黒のジープの窓を全開にして、ニコニコしながらこちらを見ているではないか。父親はどうやら気づいていないようだが、こんな偶然があるものかと非常に驚かされた。

お店は土曜日ということで、日曜日ほどの混雑ぶりはなく、待つことなく席に案内された。新型コロナウィルス感染者数増加ということで人々が外出を控えていることによる影響もあるのかもしれないが、さほど混んでなかったので、そのこと自体とても幸運だった。父親はここの蕎麦が大好きなので、こうして再度訪れることが出来たこと自体とても嬉しく思われた。

ここ2年位日本の歴史についていろいろ学んでいるのだが、新しいことを知るたびに今迄に自分の無知ぶりに落胆する毎日である。それでも、学べる機会を得ることができているのだから、こつこつと勉強していけばいいと思う。大切なのは昨日より賢くなること。親への恩返しも同じなのだろう。急に立派な人間になることは無理だから、まずは自分にできることをこつこつとやれば十分だ。積み重ねれば意外と立派なものになるかもしれない。別に、立派なものなる必要もないとは思うが。大切なのは意志と継続だろう。