silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

漢籍と英語

日本人の英語力を高めようと、義務教育に英語を組む混む話があるようだ。そこそこ英語を使う仕事に携わっている者からすれば、外国語を学ぶ暇があるくらいなら、まずはしっかりと日本語を使えるような人間になり、そこから目的に応じて好きなだけ英語力を磨けばよいと思う。母国語を維持することが国体を維持する上で非常に重要な要素であることは、侵略国がその国民が使っている言語を廃止しようとすることからして火を見るより明らかである。

日本人の英語力が絶頂だったのは実は江戸末期であるという話を聞いて愕然とした。この説によれば、日本人として最もレベルの高い英文を書いたのは内村鑑三で、それ以降は英語は主として翻訳の対象となってしまい、英語で考え、英語でアウトプットするという能力はそれ以降下がる一方のようだ。

江戸時代の日本人にそこまでレベルの高い言語力をもたらせた原動力は漢文だそうである。何やら漢文を扱えるような頭は、他の言語を習得する上で非常に強いのだそうである。そういえば、江戸時代は寺子屋で漢語を習っていたはず。

英語力を磨きたければ、まずは日本語。これ鉄板のはずだ。