silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

やっと鬼滅れた

京都大学大学院准教授の柴山先生が出演されていたラジオ番組の中で、グローバリズムの類似点を話されていたのがきっかけで初めてその存在を知った鬼滅の刃。試しにYouTube海賊版を覗いたところ、あっという間にはまってしまった。確かに古き良き伝統の中で決して裕福でないけど幸せに暮らしていた家族が鬼に惨殺され、生き残った主人公とその妹が鬼に対して家族の仇を取るために命懸けで立ち向かう姿は、日本社会をぼこぼこにしてきているグローバリズムに対して立ち向かう日本人の姿と重なる。もっとも、そんな日本人どの程度いるのか分からないが、少なくとも自分は戦っていない。なんとかグローバリズムと折り合いをつけるべく搾取されながらもそこそこ生きなながらえてきたというところか。

その鬼滅の映画版をやっと今日観ることができた。映画の日ということもあり相当な混雑を覚悟していたが、そこは田舎の小都市かつ平日朝一という条件が幸いし、混雑とは程遠い状況で三密など一切気にせず楽しめることができた。

奇しくも中国の軍事力がすでにアメリカのそれを凌駕したというアメリカの公式報告をネットで見たばかりだったので、今回は鬼がグローバリズムではなく、中国共産党に見えて仕方なかった。十年後にはあんな感じで日本もぼこぼこにされてしまうのかと思うと、なんともやるせなかった。一方、物語の端々に出てくる母親の偉大さが、日本社会における女性の役割の重要性を改めて教えてくれた。年のせいか途中涙がこぼれたが、泣いている場合ではなく、一日本人として恥ずかしくない人生を送らねばと思った。

有給取って観るだけの価値はある、とてもいい映画だった。