コロナと死生観

久々に会社の人と、1時間近く仕事以外のことで雑談した。もともと意見を聞きたいとのことだったので、どんなことかと思ったら、体の調子が良くない母親が心配なので会いたいのだが、コロナのことが心配で会いに行くべきかどうか迷っているとのことだった。要は、知らぬ間に自分がコロナウィルスに感染しており、そのせいで母親がコロナウィルスに感染することを想像すると、とても会う気になれないというわけである。

勿論絶対の正解なんて存在しないと思うが、日本国内の感染者数の少なさを考えれば、会っても全然問題ないと思うし、自分がその立場なら、間違いないく母親に会いに行くとだろうと伝えた。

相手への思いやりはとても大切だし、人との関係を築くうえでとても大切なことだと思う。ただ、手洗いをしっかりやって、唾を吐くような無礼な行為さえしなければ、感染リスクは相当下がる筈。そういう配慮さえすれば、積極的に人にあっていいと思う。感染確立の低い風邪への感染を必要以上に恐れて人に会わないことにより失うものは、想像を遥かに上回ると思う。

私たちは死なないために生きているのではない。いつか死ぬことを理解して、毎日が最後の日だと思っていかに充実した日々を過ごすことが肝要なはず。コロナは人の死生観を問いただす。