都知事選投票日

選挙と言えば、国民の義務だからとりあえず行かなきゃ程度の意識で臨んでいた。おのずと、大して政策を事前に理解することもなく、なんとなく保守系に投票しておけばいいか程度の発想で支持候補者を決めていたのが実情。ところが、今回の都知事選、いや、今後の選挙にはしっかりとした意思を持って臨もうという気になった。気づけば還暦までカウントダウン。なんとも無責任な初老である。

自己弁護する気はないが、投票率が低い=国家に大きな問題が存在していない、いや、正確に言えば、自分がそこそこ幸せである証みたいに、ある意味前向きにとらえていた。ただ、そこには日本人として、日本という国家が正しい道に進んでいるのかという視点が欠けていたのだ。マスコミや経済学者のいう事を鵜呑みにして、とりえあず問題ないと思っていた。

ところが、現状は相当危険な状況になっているようだ。新型コロナウィルスの影響で経済瀕死の状態になりつつあるというのに、国は財源をけちって弱者切り捨てだ。西洋は自死を遂げつつある中、我が国は入国管理法を改定して移民を受け入れ、国家崩壊への道を歩み続けている。今日の熊本県の災害を見ていると、目先の利益ばかり追求して国土強靭化を怠ってきたことに対する神様の日本人に対する罰のような気がしてならない。

しがないサラリーマンに何が出来るわけではないが、日本人が2600年以上に渡って築いてきた世界に誇る文化に誇りをもって、恥ずかしくない生き方をしようと思う。