知識と思考

以前同じ部で働いていた部下が1位回目の転職をして早5年。3か月ほど前にまた転職するということで、レファレンスコールへの協力を依頼された。了解したものの、転職希望先の会社からの連絡はなく、どうなったかぁと思っていたら、その部下からメールが届いた。

メール開けてびっくり。仕事の話し方思いきや、いきなり視界に飛び込んできたのは可愛い赤ちゃんの写真。なんと、念願の第一子誕生のニュースだった。可愛い男の子である。結婚式に出席したのがかれころ6年前位だろうか。ついに子宝に恵まれた嬉しさを伝えてきてくれたわけだが、行間からははちきれんばかりの喜びと、今般の自粛モードのなか手放しに喜んでいいのかという周りへの配慮の間で揺れている様子が感じ取れた。

新型コロナウィルスの感染が危ぶまれる中、無事に男の子を出産された奥様。本当にお疲れ様でした。結婚式の時にお会いしただけだが、おとなしそうな反面、とても芯の強そうな女性だった。これでより一層強くなることだろう。

子供のいない自分には、これから彼らが経験することを想像は出来ても、心から共感はできないだろう。なぜなら実体験がないから。最近自分の思考範囲の狭さに愕然とするか、それは自分に知識がないからだ。知識は経験と読書で培われるものだから、この世に生を受けた二人のお子様には、ぜひともいろんな経験をして、豊かな心と、その経験をもとに思考力を研ぎ澄ませて欲しいと強く思う。もちろん、自分もこれからも日々思考力向上に努めるつもりだ。