調理の極意

今日は朝から依頼された資料作りに没頭した。朝8時半にスタートして、休んだのは昼食の1時間のみ。いつものように午後にちょっとしたお昼寝タイムを差し込むこともなく、はたまた他の業務をすることもなく、この業務のみに専念した。ここまで他の仕事をしなかった平日は記憶にない。もちろん、突発的な仕事が舞い込んで来なかったという幸運にも恵まれたおかげである。

作業の内容は、3つのお客様層の現状分析と将来の動向予測。それぞれについて既存のデータをもとに現状の目立った動きをリストアップし、それらが今後の市場にどう影響するかを各層毎に1ページにまとめるというもの。依頼されたのが昨日だが、他の業務との兼ね合いからして、今日中にほぼ目途をつける必要があると思い、朝から一心不乱にやろうと決めた。

このような仕事を受けたときは、料理人になったつもりで作戦を立てる。お客さんはどんな出来栄えを望んでいるのか、逆に何を一番嫌うのか、材料はどこで手に入るのか、味付けはどうするか、料理時間はどのくらいとれるのか等など。依頼主の説明を受けている間、頭の中の半分はこのような質問に対する回答を考えている。ここで迷いがなければ、作業は効率よく進む。まさに、最初が肝心。

夕方6時には、なんとか形にすることができた。ただ、依頼主が多忙なため、普段なら行う進捗確認ができなかったのが気がかり。途中で料理の状況を見てもらいたかったが、相手の時間を奪うことは許されないので、今日は自分のインスピレーションに頼る部分が多くなってしまった。どこまでお客さまの期待に添えることができたのか。。。吉報を待とう。期待に沿えないようなら、それはそれで自分の実力を確認できる良い機会になったと思えばいい。明日が楽しみだ。