silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

まずは真似より始めよ

どうやったら自分の考えを短文で明確に伝えられるのか。自分の口頭での説明力の無さにショックを受け、なんとか改善しなきゃと思いつつ、目の前の仕事をせっせと過去の資料やネットで見つけた記事のコピペで済ませる日々から抜け出せず、気づいたら齢54歳となっていた。

コピペだって好きでやっていたわけではない。いや、ほんとは好きでやっていたんだろうと言われたら、確かにその通りだ。だって、資料の提出期限を守るには、そのやり方しか俺にはなかったんだから。いや、現在もそうなのだ。自分で考えて簡潔な文章にしていたら、納期に間に合わないのだ。料理が出てくるのを今か今かと待ち続けているお客さまに対して、これ以上おなかを空かせるわけにはいかない。そんな時はインスタント料理で切り抜けるしかない。幸いお客さまもお腹が空き過ぎて、料理の質が二の次になっているようなそんな時には、インスタント料理でも十分満足してくれる。同様に、納期が迫っているような状況では、資料の文言がオリジナルであるか否かなんて誰も気にしないのである。だから、対顧客という意味では、コピペはなんら問題ない行為なのだ。

ところが、それに甘んじ過ぎたせいか、自分の言葉で物事を表現でなくなっていた自分に気が付いた。もう定年カウントダウンだけど、一人の人間として言葉力を磨きたい。言語力Upだ!まずはとにかく書いてみようということで、去年の暮れから毎日6,7百文字程度の日記を書くことを自分に命じ、なんとか4カ月無事に続けることができた。内容はともかく、こうして習慣化することが大切。最近は、各内容のタイトルしか決まっていなくても、なんとか数百文字は書けるようになった。

肝心の質の方は惨憺たるもんだが、作家の角田奈美さんが、言語化Upのためには、気に入った作家の言い回しを真似ることが役立つと言っていた。プロがそういうのだから、やはり真似るって大切なんだと思った。これからは、好きなエッセイストの文章をもっとじっくり味わいながら読んで、何気に真似てみようと思う。守破離ではないが、まずはお手本を持つことが大切なのだろう。