silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

役人の品格

消費税増税の根拠と言えば、言わずと知れた国の財政破綻懸念。日本の借金は1,000兆円を超え、赤ん坊も含めた一人当たりの借金は800万を上回る。このような多額の借金を次世代に引き継ぐような無責任なことはしてはいけない。解決策としては、消費税増税による財政の健全化が効果的だ。こんなことを当時の民主党政権が触れ回って成立した消費税増税。なんとか実施を後回しにしてきた安倍政権がついに折れて導入に踏み切ったのが昨年の10月。

案の定景気は下振れはじめ、そこにコロナショックのダブル、いやトリプル級のマイナスインパクトに見舞われ、日本経済は急降下するだろう。経済成長あっての税収アップの筈。なんとも愚かな選択をするものだ。安倍政権も断腸の思いだったと推察する。

そもそも論で、財政破綻懸念なんてまったく論理として成立していない。第一、日本にはそれと同等レベルの資産を持っているのだから、破綻なんてするわけがない。国債の買い手の90%超は日本国民である。つまり、海外債務なんて殆どないわけであり、それを知っているから有事となれば為替は円高に振れる。日本の財政を心配しているのは日本人だけという悲しい現実がそこにある。

こんな状況で政治家は何故消費税を増税するのか?聞けば増税財務省の発案らしい。頭脳明晰国家官僚が、何故日本に取って毒になるような愚策を執行しようとするのか。元財務官僚によれば、増税すれば予算が増えて(税収は減ることになるのだが)、他の省庁に配る予算を増やすことができ、結果的に仕事が出来る有能な役人として評価され出世するのだそうだ。だから、彼らは増税したがるのだそうだ。そこに国益なんて発想は存在しない。これが諸悪の根源だ。予算配布権という強力な権力を持つと、人間も毒されてしまうのだろう。日本人として寂しすぎる。自分はそうならないよう気を付けよう。