Withコロナと50's

先日の関西地方の非常事態宣言解除に続き、来週早々には首都圏でも約2カ月に渡る非日常の暮らしから解放される日を迎えそうだ。欧米諸国と違ってロックダウンせずに医療崩壊を防ぐことができた日本。マスコミやソーシャルメディアは現政権の無能ぶりを非難し、いつ医療崩壊が起こってもおかしくないくらいの危機感を煽り続けた。そこに日本特有の同調圧力が相まって、経済活動は急停止。感染症による死者は他国に比べて圧倒的に少ないレベルで済むことができたが、経済不況による自殺者や健康を害する人が出ないことを切に祈るばかりである。命の尊さに変わりはないのだから。

今回の新型コロナウィルスに関して、日本人はなぜここまで強かったのだろう。BCGを打っていたから？普段からマスクをしているから？欧米を襲った新型コロナウィルスは、日本で広まったウィルスとは性質が異なるもの？現時点では、すべては藪の中状態のようだが、解明される日が待ち遠しい。

さて、AfterというかWithコロナ時代の幕開け近しということで、今後社会がどう変化するのかが楽しみだが、特に私と同世代の50代後半層がどのような生き方を選んでいくのかが興味深い。人生100年時代とは言うものの、残された時間がどの程度なのかが感覚的に掴める世代である。そこに新型コロナウィルスの洗礼である。益々生きている時間を有意義に使わなきゃという焦りに襲われている。

退職金ももうすぐ手に入るし、経済的には余裕があると言われている世代。その世代がどのようなお金の使い方をしていくのか。恐らく派手に自分のために使うより、社会的意義のためにお金を使う人が増えるような気がする。さて、どうなるか。