silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

好きこそっていうけれど

好きだからこそ夢中になれる。好きだから多少の苦労なんて気にせず続けられる。だから、好きを仕事にするのが一番だ。人生の殆どの時間が仕事に費やされるという現実を見ればなおさらのこと。自分では嫌で仕方なった家業を継がざるを得なかった父親は、ことある毎にそのことに対する後悔を口にしていた。

その愚痴を聞いて育った反動だろうか、自分だけは好きを仕事にしよう。そのためには、一切の妥協を捨てて、好きなもの見つけに精力を注ごう。そんな強い思いを抱いて生きていたのが大学時代だった。とはいえ、遊びならともかく、面白くて仕事につながるものなんて、そう簡単に見つかるわけがない。第一、見つかった気がしたところ、本当にそれが適職かなんて実際に働いてみなければわからない。

時が流れ、今年で現在の会社での勤続20年を迎えた。転職が当たり前の昨今、20年同一会社に勤める社員は当社では稀有な存在であり、そういう意味では適職を見つけたかのように見えるかもしれない。実際、適職だったと思う。正確に言えば、適切な職業というより適切な職場だったと思う。

YouTube大学で敦ちゃんが科学的な適職の見つけ方という本の紹介をしていた。その中で、情熱を傾けた結果その仕事を好きになるというコメントがあったけど、正に我が意を得たり。その他今の職場には、仕事を好きにさせてくれる要素がありふれていた。この職業故に長続きできたと思える要素はあまり多くは無いと思う。そう思うと、最終的には縁なんだなぁと思う。しみじみ、こうした人生を築かせてくれたすべての人々に感謝なのである。