喉元過ぎれば

熱しやすく冷めさすい。喉元過ぎれば熱さを忘れる。日本人を評してよく使われるフレーズである。今回の新型コロナウィルスの感染は、日本人の生活スタイルをあっという間に変えてしまった。平日は在宅勤務。週末も不要不急の外出は自粛するようお上からのお達しを受け、これまた在宅生活。ストレスもたまるというので、Zoom飲み会でコミュニケーション図り、ストレス発散する人達も出てきた。

現在発令中の異常事態宣言も恐らく延長されるだろうから、このような日々はまだまだ続くであろう。まさに持久戦である。その場合、Beforeコロナに戻ろうとするのか興味深いところである。今は、Zoom飲み会とか面白いと言っているが、それもある意味流行みたいなもので、在宅勤務しかり、持て囃すのは一時であって、ウィルスが収まれば今現在楽しんでいることなんて忘れて、以前の生活スタイルにすんなり戻るだろうという意見もある。

実際、今日ジョギングで訪れた公園で見かけたのは、野球またはサッカーで遊んでいる小、中学生だった。そう、去年あれほど日本に一代センセーションを起こしたラグビーで遊んでいる子は一人もいなかった。あの当時、One Teamで日本中が結束し、公園でラグビーボール持って遊ぶ子供もちらほら出始めていたのに、長続きしなかったようだ。やはり、熱しやすく冷めやすい国民ということか。

さて、今回の新型コロナウィルス収束後、日本人の生活スタイルは戻るのか、それとも進むのか。ただ、戻るにはあまりにも格闘機関が長すぎるような気がする。人間、新しい経験でも半年近く続けば、何の抵抗もなく受け入れ続けるような気がする。となると、在宅勤務が日常で、リアルの飲み会もさほど流行らないとか？新型コロナウィルスには、考えさせられることばかりだ。