silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

スカイベリー

苺農園を経営している甥っ子にいただいたスカイベリー。12個全部一人で食べるのは無理だし、幸せはみんなで分かち合うにかぎる。ましてや宣伝効果も期待できる筈!てな訳で、会社の同僚にお裾分けするべく、タッパーに詰めて会社に向かった。通勤電車の中で渡し方のシュミレーション開始。朝一の会議で渡すとなると、会議室の入り口に置いて自由に取ってもらおうか?みんなビックリするに違いない。ましてや私の身内が作ったとなれば驚き倍増かも。

面白そうとテンション上がり始めたところで電車が揺れた。堪らず吊り革に掴まり難を逃れた。セーフ。吊り革を掴んだ右手をポケットに戻す際に、鼻がむず痒くなったので思わず右手で鼻の穴を掻いてしまった。と、その瞬間に脳裏によぎった。新型コロナウィルス感染の可能性である。まさかと思うけど、今の行為で新型コロナウィルスに感染してたら。。その手で苺を渡して会社の人にウィルスをうつしたらどうしよう?そもそも論で、このような状況下、生ものを欲しがる人なんているのだろうか?気乗りしないけど仕方なく受け取らせるようなことさせているとしたら、それは申し訳ない。そんな事考え始めたら、一挙にテンションが下がってしまった。

結局朝一の会議でのお裾分け作戦はやめにした。ただ、蓋を開けたら、会議の準備などでバタバタしていたし、内容もヘビーだったから、苺配布なんて雰囲気ではなかった。まぁ、結果オーライってやつだ。会議を終えてデスクに戻ると、在宅勤務強化指令が出ているさなか、出勤している同僚がちらほら。同じチームで働いているこの人達だったら、新型コロナウィルスなんて気にせず、心から喜んでくれるに違いない。所謂、気の置けない存在ってやつだ。試しに一人に苺をすすめてみたら、すごく喜んでくれた。味もべた褒め。これですっかり気を良くした私は、上司を筆頭に次から次へと総勢7名に苺を配った。みんな一口かじった途端に感動してくれた。叔父としては、鼻高々である。

今にして思えば、朝一の会議出席者に配っても感動してくれたのかもしれない。単に自分が勝手に、コロナウィルスのことで必要以上にナーバスになっていただけに過ぎないたのだろう。ただ、逆に考えれば、普段からチームで働いている人達は、自分をそこまでナーバスにさせないだけの安心感を自分に与えたのだと思う。そんな同僚に感謝である。甥っ子のくれたスカイベリーは、その味覚以上のプレゼントを私に与えてくれたと思う。改めて甥っ子はじめ、家族に感謝である。