在宅ｖｓ出社

アフターコロナにどのような勤務形態にするべきか、経営者としては悩ましいところだと思う。もちろん、悩めるというのは選択肢があるということだから、それ自体贅沢な悩みに違いない。日本企業全体（除く一次産業）の99％は中小企業であり、そのうちどの程度の会社がリモートワークを採用できるか怪しいいものである。ネットワーク、書類etc.リモートワーク導入のために乗り切らなければならない壁は相当高いと思われる。

リモートワークに対する評価結果を見ると、とても考えさせられるものがある。例えば、リモートワーク経験者の約3/4の人たちは今後もリモートワークを望むそうだ（私ももう現場にも出る気はない。）。ただ、その中には、嫌な人と直接顔を合わせなくて済むからという所謂消極的に理由で選んでいる人も多いらしい。私も、この手の方達は要注意で、自分が成長が止まりかねない選択をしているリスクに気づかせるべきだと思う。

また、新人教育にたいする難しさは否めないと思う。やはり、熱気の伝わるFace to faceの方が効率よく伝わる気がしてならない。

たまたまネットでみた会議の中で、ある女性の方(ポーラの女性ＣＥＯ）が、社員のテレワークに対する不安感を和らげるために、『テレワークを前提とする』で自は無く、『出社を前提としない会社にする』という言い方をしていそうさ。これぞ正に社員思いの発言でとても嬉しかった。こういった配慮が出来る方は、今後の人を通じたサービスが減少する中、非常に重宝がられるような気がしてならない。