silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

管理職に就きたい

あと2日で新年度を迎える。そして、その日は、自分にとって今の会社の勤続年数20年達成の記念すべき日になる。20世紀最後の年に入社してから、我ながら仕事一筋の20年だった。特に40代の10年間は、土曜日出社しなかった日が何日あったろうか。平日も毎晩のように9時、10時まで残業していた。当時は体力もあったし、未経験の新入社員を育てる余裕と、第一会社の経費予算が厳しかったから、結局自分で手を動かせる環境を優先した。

毎日多忙を極めてが、働かざる者xxxという世代だし、いい仕事ができたときは、それなりの充実感もあったから、なんとか今でいうところのブランクxxというノリでもやってこれた。もちろん、自分が会社をブラック(当時はそんな言い回し存在しなかった)だなんて思わなかったし、それどころか、仲の良い同僚にも恵まれ、会社には本当に感謝している。苦労?も管理職への昇進とそれに見合った昇給という形で報われた。心配かけた親にも、大好きな車やバイクをプレゼントできるほどの財産を築けたので、いろんなことに感謝している。

昨年自分の能力の限界を痛感し、精神的にも追い込まれたのを契機に、上司に降格を申し入れ無事に課長職へ降格となった。給与もカットされたが、とにかく生きていれれば(含めメンタル状態)何とでもなるので、後悔はしなかった。課長とは言え、何せ2名の部門だから部下がいない。これでますます精神的に楽になった。会議に出る回数も激減したので、作業時間が増えた。土日に仕事をする必要もなくなった分、興味を持ったことを週末勉強できるようになった。すると、今迄自分が知らかった世界を少しずつ理解できるようになり、回りまわって会社の仕事にも自信がついてきた。

こうなってくると、知識も増えだし、業務で必要な知識や参考文献の手に入れ方も大体わかってきたので、資料を作成することが以前ほど苦にならなくなってきた。そうなってくると、資料作成の時間が勿体なく感じるようになってきた。だって、その時間新しいことにチャレンジしたいから。資料作成は出来る人にやってもらえばいいと思うようになってきた。この心境の変化に驚いた。以前は、自分なりのやり方でないと気に入らなかったから、どこか他人に任せるのが心配だった。今や、その心配より、自分が成長できる時間を棒に振ってしまうリスクの方が余程気になる。そう思える自分がとても嬉しい。この年になって、良い意味で人の上に立ちたいと思った。それは権威が欲しいとかいうことではなく、単にそのほうが、より多くの価値を提供できると心から思えたからだろう。20周年目前の何にも代え難い自分へのプレゼントのような気がする。明日からももっと勉強しよう。そして周りの人たちに役に立てるよう頑張ろう。