ゾーンに入ったら

いつものように朝食をいただきながらVoicyをON.西野さんの話は、要はゾーンに入ったら気にせずそのままのめり込んだほうが、高い生産性を産み出すというような話だった。面白かったのが、次の予定が入っているからといって、乗ってるところで中断してしまうと、再開後に再度集中モードに入るまでの時間、いわゆる再起動にかかる時間がかかるから、生産性が落ちるという点だ。

彼は、このことを再起動ロスと称していたと記憶しているが、確かに、ゾーンに入ることはそれほど頻繁にあることではないし、入るまでに一定の時間を有するから、続けられるものなら続けたほうがいいのだろう。

そんなことを考えながら仕事をしていると、急に上長に代わって社員向けメッセージを作成することを依頼された。文章を書くのは好きなのだが、構成がまとまっていないので、まずはノートに鉛筆で書くべき内容を走り書きし、順番を考え、ワードに文章を書き始めた。徐々に文章がうまく繋がり始めすいすいと言葉が浮かぶようになってきた。挿入すべきチャートのデザインも決まりどんどん筆ならぬキーボードタッチが進む。

と、ここでランチタイム。そのまま続けたかったが、午後1時から会議のため、ここで昼ご飯を食べないわけにはいかない。再起動ロスのことが気になったので、ご飯を食べながらも、ノートに続きの内容を書き続けた。なんだかんだで午後は会議が続き、結局メッセージ作成業務を再開できたのは午後5時半。懸念した通り、お昼前のようには文章が浮かばなかった。再起動ロスにぶちあったと思い、残業せずに早めに今日は仕事を引き上げた。集中できるときはそのまま続ける。確かに正しい選択だと感じた。これからは、そのことを頭の片隅において予定を組んでみようと思う。