silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

過ぎたるは

仕事、いや人生の悩みの殆どが人間関係。アドラー心理学を引っ張り出す必要もないくらい、自明の事実といってもたいていの人は頷いてくれるのではなかろうか。

先日、大事な資料提出の期限当日になってもできている気配がないので、心配になって確認していたら、案の定未完成。おまけにその日が提出期限ということすら認識していなかった。放っておけばいい話に聞こえるかもしれないが、自分が提出先会社との窓口になっている以上、先方からの督促は自分に届く。これはかなりのストレスだ。資料作成担当部門の責任者に聞いたら、人が足りなくて資料を作る時間もないとのこと。幸か不幸か以前その部署で働いていたので、代わりにある程度のサポートはできる。担当者にもある意味泣きつかれ、時間もないことから、一部業務をサポートした。結果的には何とか締め切りに間に合いほっと胸をなでおろした。

そんなやり取りをメールのCCを通して把握していた上司から、なぜ担当外でもないのに作業をしたのかを質問された。事の顛末を一部始終説明したところ、会社のためを思って行った私の対応をとても高く評価してくれた。それはそれで嬉しかったのだが、それより印象に残ったのが、必要以上に責任を背負う必要はないし、あえて失敗させて学びの経験を積ませるというのも時と場合によっては選択肢としてありですよと言われたことだった。

確かに、会社のことを思って自己犠牲の精神で対応することは一見崇高な行為に映るかもしれないが、それによって実は相手の学びの機会を奪っているのかもしれない。もちろん、自分自身も命の代名詞である時間を奪われているのだから不健康であることは間違いない。もっと面白いと思ったのが、このようなアドバイスを素直に受け入れようと思った自分自身の心境の変化である。独り善がりの思いあがった自分からの卒業を決めて早半年。少しは効果が出てきたのかもしれない。