好奇心さえあれば

先日友人から借りた本の中に、男をその気にさせる”さしすせそ”の話が載っていた。例のさすが～！知らなかったぁ～。。である。私もこの話結構気に入っていて、飲み会の席で披露したら、同席の女性から、どうせ男って褒めて持ち上げられたいんでしょ！？なんて言われたっけ。もちろん、その通り。

ただ、その本（対談集）の中で、その話を聞いた方が、”男って、どうしてそんなに知らないとか出来ないことを認めるのが怖いんだろう？”っていうコメントをされていたのが印象に残った。そう、まさに、なんでそんなに気になる？いや、おっしゃる通り怖いんだろう？

知らないなんて恥ずかしくて言えないから、その場ではなんとなくごまかして後でこそっと調べる。自分でもよくやる手口だ。でも、自分としてはこれも向上心の現れと解釈してネガティブにとらえないようにしていた。恥をかかないために一生懸命学んで知識を積み上げる生き方。似て非なるもので、そもそも興味があるから調べ、理解して結果的に知識が豊かになる。

両社ともに向上心があり、上を目指しているのが、言ってみれば前者のパワーの源は恐れであり後者のそれは好奇心。この差ってかなり大きい。前者ってやっぱりこの行為自体を楽しむことにどこかで限界が来てしまうと思う。一方、後者は所詮好きが行動の源泉だから、やってて楽しいし幸福感で満ち足りていると思う。

人が幸福な人生を送るには、健康、お金がとっても大事。そして忘れてはいけないもの、それが好奇心。好奇心さえあれば、とりあえずワクワク感だけは保証されるような気がする。