恋愛と結婚

今日のWeekly落合のテーマは結婚。上昇する非婚率、マッチングサービスによる婚活、性交渉をしない友情婚等など。昨今の結婚に関する意識の変化をテーマに議論が進む。というか、実際は社会学者の宮台さんがクズというお決まりの単語を交えながら、知性に富んだ話を展開していく。周りははそれに納得したり、しなかったりという具合。

宮台さんの話はいつも歴史的事実を踏まえ客観的な内容なので、とても納得がいく。今日も結婚がテーマでスタートしたものの、結婚とは縁の深い不倫の話で盛り上がった。宮台さんによれば、人間は定住生活を行うようになってから、自分の財産分与の必要性に迫られ、結婚という制度を取り入れたらしい。よって、はなから恋愛と結婚は全く別のものであったとのこと。それが時代を経ていくにつれ、恋愛が結婚に毒されて結婚後にほかの人を好きになるという当たり前のことがタブー視されるようになったとのこと。

ひと昔前のフランスでは、既婚者の９０％近くは男女ともに不倫をしていたらしい。ミッテラン大統領に至っては亡くなった時に愛人を５０人ほど抱えていたらしいが、自分の死期を悟った彼は、葬式における愛人の席次を決めてから亡くなったそうで、その偉業に国民は拍手喝采だったとか。今のフランスにはその影すら残っていないようだが。

宮台さんの話を聞いていたら、夫婦というのはある種戦友みたいなもんだと常日頃から思っている自分の考えも満更ではないような気がしてきた。夫婦間のことなんて、当事者同士じゃなきゃわからないわけで、昔の人はそんなことに深く立ち入らなかったそうである。それが今はTVをつければ芸能人の誰が不倫したとかで大騒ぎ。。。確かに、そんなことに目くじら立てている人達は、宮台さんのお決まりのセリフ、クズという表現がぴったりなのだろう。さて、あとでもう一度番組ゆっくり見てみよっと。