OutputのためのInputのはずなのに

インターネットのお陰で調べ物が楽しくできる。というのも、たいていの場合答えは見つかる、しかも早い。時間のロスが少ないことは、効率性重視の現代において非常に重要な要素。これだから、何かわからないことがあればスマホ開いてGoogle先生にヘルプ。あっという間に解決。なんとも便利な時代になった。

と、ここで大きな落とし穴。情報/答え収集作業でエネルギー消費する割には、結果を使えていない。おまけに数日したら思い出せないことも多く、そういう意味では極めて生産性の低い結果になっている。学んだことをアプリに残し、整然とまとめてはいるものの、使えていないのだ。知識はお金と一緒で個人で貯めているだけでは、それこそ糞尿のように悪臭をまき散らす恐れさえある。

このブログを始めたのも、まずはOutputしようと思ったからである。そうすることにより、自分が自分の言葉で学んだことを本当に理解しているのか確認できるし、書くことに対する面倒くささを克服できると信じている。

改めて自分の書いた文章を眺めると、なんとも稚拙に映る。難しい表現が出てくることもないし、斬新なアイデアを綴るわけでもない。ただ、こうして毎日書くことが苦になっていないことが素直にうれしい。こうしてスタートを切って、ガンジーではないがカタツムリのスピードかもしれないが日々前に進んでいる。これからもほんのちょっとでいいから、前に出ている感覚を楽しみたいと思う。