silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

ご縁のもつパワー

昨日会社の同僚が貸してくれた本を早速読んでみた。内容は、ジェーン・スーさんと様々なゲストとの対談集。まだ3人目までしか読んでいないが、各対談それぞれが共感、発見、そして勉強不足で理解不能など、刺激に満ちた内容だった。

一人目の対談相手はお笑いの光浦靖子さん。彼女の『20代は自我との戦いに疲弊し体力余っているのに効率悪く、30代で少しバランスが取れてきて、40代でやっと精神面が整ってきたと思ったら体力が落ちる。ほーんと、うまくできている。今、20代の体力あったら天下取ってる』というフレーズ。うんうん、解るその気持ち。ただ、彼女の経験していない50代半ばの先輩である私に言わせれば、50代には力の入れ具合というか抜き具合が解ってくる分、体力をある程度戻せるので、ひょっとしたら今迄で一番いい時代が待っているかもよと言ってあげたい。

偶然、今日の朝のラジオで、55歳のリスナーのかたのメールが読まれた。その方のラジオネームがGG。GGはGrand Generationの略だそうで、55歳は素晴らしい世代という意味を込めているとのこと。その番組の中で、日本人の幸福度数は49歳でどん底。その後V字回復を続け82歳で最高という調査結果が紹介されていた。50歳代は楽しいというのは、あながち強がりではないのかもしれない。私も年齢を聞かれたらGGと答えることにしよう。

話戻って対談2人目は山内マリコさん。東京における社会格差の話がショッキングで興味深かった。その中で、仕事に悩む20歳の女性に転職を薦めたら、今の仕事を辞めたらホステスくらいしか仕事がないと言われてショックを受けたというエピソードが紹介されていた。人手不足の日本で仕事なんていくらでもあるだろうと言ったら、その女性の周りでは仕事が見つからず、仕方なくホステスやっている人が多いのだそうだ。結局、世界の多数派がどうであれ、人間、えてして自分の周りで起こっていることに強く影響されてしまうのは事実。多くの知り合いが失業→ホステス路線に進めば、それが現実なんだと思ってしまう。

そう考えると、自分が次世代の希望になるような生き方をすることってとても大切だと再認識した。この先にはもっと楽しい世界が待っているよ、現に私がこんなに幸せんだから信じて大丈夫。そう言えれば、若い人もたとえ今が苦しくても、きっと将来楽しい日々が待っているからもう少し頑張ろう。そう思ってくれるのではないだろうか。以前、大人が子供に向かって、働くようになると大変だ大変だというから、子供が社会に出るのが怖くなってしまったという話を聞いたことがある。逆に、学生なんかより社会人の方が断然楽しいと伝えてあげれば、子供も必要以上に世の中に出ることに対する恐怖心を持たなくてすんだろうに。大人が立派なロールモデルになることは大切なのだ。

そして、昨日のクラシックといい、こんなことを思案するきっかけとなる本を貸してくれたのも、またまた会社の同僚。ご縁に感謝なのである。