silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

小さな成長

どうせ抱くなら夢は大きいほうがいい。一回きりの人生なんだから、高みを目指そう。高い目標を掲げてそれに向かってこつこつ進む。そう言われて育ってきた自分は、他人から見たら無謀だと思えるほど大きな夢を持つことは、高い向上心の現れで素晴らしいことだと思ってきた。もちろん、基本的にそういう考え方に異を唱える気はないが、今日、面白い話を聞いた。

それは、人間のモチベーションの上げ下げに大きな影響を与えるのは、小さな成功または小さな失敗であるという話である。人間は、ほんの少しでもいいから、昨日の自分にできなかったことが今日出来るようになると、それが自信に繋がり、もっともっとと思うようになり、モチベーションを持続できる。逆に、ほんの小さな挫折でも、それが少しずづ積み重なると自信を失いやる気を失っていく。

その話自体、たいした驚きではないけど、そこではたと思った。手に届かなそうな、いわゆるストレッチされた目標を持つとどうなるか。当然ながら、最初は挫折の日々が続くだろう。先ほどの理論に基づけば、モチベーションを失い続け夢を諦めてしまう人が大半だろう。もちろん、そこで歯を食いしばって必死に努力して、折れそうな心に鞭打ってなんとか目標を達成できる人もいるだろうが、極めて少数だと思う。そうした人々を称して努力家と呼ぶのだろう。ただ、世の中みんなそれ程メンタルが強いわけではない。

それならば、最初に設定する目標は生ぬるいくらいがいいのではないか?達成感が無くて不満なら、放っておいても目標をあげていくだろう。出来たらハードルを少し上げ、また少し上げの繰り返し。これなら日々数センチかもしれないが着実に自分の成長を実感できる。しまいには、思えば遠くへ来たもんだ状態になるのでは?

会社では年次目標設定の時期を迎える。個人目標設定には、こんなアプローチをしてみるのも面白そう。新しいことにどんどんチャレンジしてみたい。