若さの矜持

会社の若手社員育成プログラムが正式に立ち上がって3年。今日はその3期生によるプレゼンテーションが行われた。通常自分にはお呼びがかかることはないのだが、たまたま業務で出席できない上司から代理出席を命じられるという僥倖に恵まれ、オンラインとはいえ会議に出席することができた。

思い起こせば、3年前に部長職を務めていた時は1期生を対象に会社戦略をテーマに講義をしたのだが、その時に受けた、若手特有のエネルギッシュな雰囲気は今でも強烈に脳裏に焼き付いている。本部の垣根を超えた横断的なプログラムとあって、集まった若手社員同士もどこか相手に対して手探り状態の感が否めず、それが一段と初々しさを醸し出していた気がする。

コロナ禍ということで、彼らのグループワークの殆どはリモートワークで行われた模様。執行役員を対象にしたプレゼンでもあるため、昨夜遅くまでリハーサルをしていたという話を聞かされ、思わず昔の自分を思い出してしまった。

プレゼンの質についてはグループにより差はあったものの、入社数年であれだけのものが作れるのだから、今の若手社員は非常にレベルが高い。当時の自分とは雲泥の差である。そして、何といっても自分の成長を信じているところが頼もしい。私もまだまだ老け込むわけにはいかないのだ。