もはや外資の手に

このところ深田先生の本を読んでいるお陰で、5Gや半導体関連のニュースに自然と目が行くようになった。ITの世界とは疎遠の人生を送ってきた自分にとっては嬉しい驚きである。もちろん、専門用語が出てくるとすぐには理解できないので、ググって内容確認して読み進むみたいな具合だから、細かいところまでわかっているのかと詰問されれば少々自信がないところもあるが、数カ月前の自分からすれば、苦手意識を払しょくできたただけでも及第点だ。

今夜もネットでニュースを見ていたら、東芝の量子暗号通信の事業化に関するニュースが目に留まった。詳しいことはよくわからないが、今後のデータ社会の発展を担う上で重要な分野に日本企業が打って出るという話にワクワクした。とても頼もしいことだ。そこで何の気なしに東芝の主要株主をみて驚いた。GSやら村上氏率いるアクティビストファンドなど要は外資ばかりである。

噂では聞いていたが、日本企業といってもその多くにおいて株主は外国人なのである。要は日本人は短期で収益をあげるために労奴としてこき使われ、美味しい果実は外国人に渡ってしまうという構図である。この平成不況の間に株価が下がったところで見事に買い漁られ、数年後に用済みとなれば売り逃げという作戦なのだろう。

このままでは日本沈没間違いなし。日本人一致団結してこの難局を乗り切らねば。