頭のアップグレード

新型コロナウィルス感染拡大の結果、在宅勤務をするビジネスパーソンが大幅に増えた。中小企業ではそうでもないようだが、大企業での実施率は高く、ウィルス収束後も積極的に続けていく企業は多いと思う。企業にとっては社員満足度改善と家賃費用削減の一石二鳥効果が期待できるわけだ。そう考えると、多少の追加コストとリモート管理故の難しさはあうものの、総合的にはメリットの方が大きいのではないだろうか。

通勤地獄から解放された一部のビジネスパーソンの間で高まっているのが勉強熱だそうだ。先の読めない時代で生き残るためには、社会の変化に応じて自分という名のOSのバージョンアップを行っておく必要がある。おまけにデジタル教材も豊富なので、学ぶ側としては、時間もコンテンツも揃っているから、これ以上恵まれた環境はないというところだろう。

日本のビジネスパーソンの1週間当たりの平均読書時間は4時間程度で、世界的にみてかなり少ないらしい。もちろん、勉強する教材は本以外にも、新聞、Youtube、イントラネット上の記事等あるから、一概に低読書量＝少自己研鑽努力とは言えないと思う。ただ、読書量自体が減っていることは昔から言われていることで、そのことは残念な思いで一杯である。

テクノロジーに進化に伴い個人が必要とするものも常に変容していく時代だからこそ、自分自身をアップグレードし、変化に適応できる人間であり続けたいと思う。