silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

保守とは老人の知恵?

社会学者の中野剛志さんの面白そうな動画をYouTubueで見つけたので早速見てみた。どうやら保守の定義について議論しているようだ。彼の話を聞いていて思い浮かべた保守の論客というのは、様々な経験と熟考に裏打ちされた極上の蒸留酒のような思想の持主というイメージだった。確かに、西部邁先生なってぴったりな感じである。中野先生が保守思想家は老人でなければならないはずであり、自分は保守に憧れる見習いに過ぎないと言っていたのはとても印象的だった。彼曰く、年若くして、靖国参拝するから自分は保守だと言っている輩は保守ではなくて、ただのバカだと言ったのには思わず笑ってしまった。

彼が引き合いに出していたフランス人の思想家トクベルは、19世紀前半のアメリカを訪れた際に、20世紀にはアメリカとロシアが世界の2大勢力として対峙すると予想したらしい。先見の明にもほどがある。

中野先生は、人間預言者になることは無理だが、先を見通す上で役に立つのは、少数派の意見に耳を傾けるとおっしゃっていた。社会は、多数派の意見に乗って動くが、結局上手く行かず、少数派の言う通りの結果になることが多々あるようだ。

私も少数派の意見に耳を傾けようと思う。大切な何かがそこにある筈だ。