silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

結局信用残高

西野さんのVoicyはいつ聴いても勉強になる内容ばかりだ。よくもまぁ、毎朝ためになる内容を10分間も話し続けられるものだ。そのネタを仕入れるための日々の努力量を想像すると恐ろしくなる。

今朝は、何度失敗しても懲りずにプレゼンの出だしでまったく受けないネタを仕込んで撃沈する人の心理について話していた。彼は常々、このような愚行を繰り返す人々に対して愛の鞭を見舞い、絶対にやめるよう注意していたそうだ。プレゼンの内容自体は魅力的で採用されたかもしれない案が、そのような愚行のために日の目を見なかった可能性を考えると、彼としてはこの上なくやるせないそうである。

面白かったのが、このような外すこと間違いなしのつかみネタをいれることをやめられない人達と直接話して、彼らにやめられない理由を聞いた時の彼らの言い分。彼らによれば、プレゼンやる前は、西野さんのアドバイスは120%頭で理解し、そのような愚行をしている人達を小馬鹿にしているくらいらしい。ところが、自分がプレゼンする番になると、プレゼンが上手く行っている人の成功例を思い浮かべるのだそうだ。そしてその時浮かぶ成功例は、まず間違いなく出だしでネタをかませて聞き手を引き込んでいる。結局、成功例に従い、そして惨敗する。

西野さん曰く、成功例を研究するのはとても正しい。ただ、成功している例は、必ず話し手が自分の城、つまり自分を信頼してくれる人たちの前でプレゼンしている。彼らは懸命の努力結果手に入れた信用残高という武器があるのだ。一方、通常のプレゼンは、基本アウェーである。聞き手はさっさと中身を聞きたいのである。つかみなんてどうでもいいのだ。結局、それまでに築いた信用がモノを言うわけだ。改めて、日々の努力の大切さを痛感した。