今の自分にちょうどいい

三連休最後の一日。時間を出来るだけたくさん、そして有効的に使おうと思うと、夏休みに入りたての小学生のように、アラームがけたたましく鳴り出す前に、フラインク協となった。朝食後いつもの儀式をこなして時計の針を見ると、毎週楽しみにしているラジオ番組の時間はとっくに過ぎていた。残念と思いきや、今はラジコのお陰で聞き逃してしまった番組もタイムフリーを使えば、終わってしまたった部分もすぐに録音を聞くことができる。感謝である。

ラジコで番組を聞きながら、帰省の際に甥っ子にいただいたイチゴをデザートにしてコーヒーを頂く。まさに至福のひと時である。今回甥っ子がプレゼントしてくれたイチゴはスカイベリーという品種で、これまで栽培していたとちおとめと比較すると少しおおぶりである。ナイフで半分にして少しかじってみると、程よい甘さが口の中に広がった。形が大きい割には甘みもしっかりしていて感動した。インスタにアップすると、早速友人から高嶺の花のスカイベリー食べれるなんて羨ましいとのコメントが間髪入れず飛び込んできた。そんなに値が張るとは知らなかった。返す返す感謝である。

実家に帰って親戚や家族に会うといういつもの週末と違った時間の過ごし方が出来たお陰で、気分的にリフレッシュすることができたし、どこか考え方も前向きになれたような気がする。印象に残っているのが、今回妻が車を購入するに当たり、営業を担当されている方からの頓珍漢？な電話。1本目は、私が送ったローン手続き書類に記載した銀行の届出印の不備があるという内容の留守電。慌てて電話すると、先方の手違いで、記載内容に問題はなかったとのこと。それから数時間してまた着信履歴。何かあったかと不安になって電話すると、間違えて着信番号を押してしまったとのことで、要は間違い電話。なんともおっちょこちょいな営業で、人は良いけど、業務上信頼できるのか少し不安になった。

こうしたミスが多い人は、信頼指数を著しく下げるから、せっかくの人柄の良さが台無しで残念。と、ここで気が付いた。これ、まさに自分が普段から妻に注意されている内容そのものである。しっかりしてそうで、いつもどこか抜けているから信用できない。きちんと細部まで確認しろ。こうして注意してもらえるだけでも感謝しろ等など。それはそれは罵詈雑言浴びせられっ放しである。ただ、こうしてこの営業マンのミスぶりをみると、まさに私である。妻が私に口酸っぱく注意する気持ちがよく分かった。そして、先日知ったお釈迦様のありがたいお言葉が頭に浮かんだ。”全部いまのあなたに丁度いい。口うるさい妻、言うことを聞かない子供等など。すべてがいまのあなたに丁度いい”。要は、自分の周りで起こることすべてが自分を成長させるために存在していてくれる。だから、自分が成長すれば、口うるさい妻も大人くしくなる、子供もいう事を聞くようになる。だから、自分に起こることすべてに感謝するようにという意味らしい。この言葉、見事に腹落ちした。私にはあの妻がぴったりなのである。彼女に感謝して、小言を言われなくても済むような旦那になるよう鋭意努力しよう。貴重な気づきを与えてくれた三連休に感謝。