知ってたつもり

東京オリンピックの次はパリだったかな。その頃には還暦に王手状態。そんな歳になると、昔を振り返る機会も多くなる。何かを思い出しては、あんな事件あったなぁ、こんな人いたなぁ等など。

今日は比較的早く仕事を切り上げることができたので、帰宅して夕食を食べながら中田敦彦さんのYoutube大学を見た。選んだのは田中角栄。田中角栄と言えば、言わずと知れたコンピューター付きブルドーザー、金権政治、ロッキード事件、小学校卒の総理大臣等など。ある意味、彼のことは結構知っているつもりだったので、びっくりするような話は出てこないかなと高を括っていたのだが、これが大間違い。自分の無知さといい加減さに落胆を超えて呆れてしまった。それくらい、彼のことを知らなかった。それでいて、彼のことはよく知っていると漠然と思いこんでいただから始末に悪い。

特に驚いたのが、彼の総理大臣在任期間がたったの2年だったこと。少なくとも4年位はやっていたような記憶が。。。おまけに総辞職の理由がロッキード事件ではなく、立花隆氏による所謂文春砲による金権政治暴露と女性スキャンダルだったとは。そして何より、ロッキード事件は17年に及ぶ裁判を経ながらも、最終的には田中角栄の死をもって結局棄却となり決着つかず。てっきり有罪確定していたのかと思っていたので、これまた自分の思い込みにがっかり。ほんと、記憶というか理解というのはいい加減なものだ。

ただ、こうした発見？も勉強の醍醐味だと思う。無知の知じゃないけど、自分自身に謙虚になれるし、もっと勉強したくなる。GGとは言え、人生100年と思えば、まだ折り返し地点をちょっと過ぎた程度。これからももっと勉強して、学んだことを少しでも役に立てるよう頑張ろう。