お役所仕事とルサンチマン

有給休暇を取って、前回車庫証明書の不手際で断念せざるを得なかった車のナンバープレート交換の手続きをすべく役所巡りに出かけた。

まずは、警察署に出向いて車庫証明の取得である。不動産管理会社から取り寄せた修正印の押印された書類（入手するのに1週間はかかった曰く付きの書類）を添えて申請書を提出。今度こそ大丈夫だろうと思って担当者の対応を見ていると、徐に書類の不備を指摘してきた。なんと車庫証明申請書に記載してある車庫の見取り図に記載されている道路及び車庫の幅が何メートルか記載するようにとのこと。そんなことまで記載が必要になるなんて夢にも思わなかった。ただ、確かに見本を見ると道路の幅が4メートルとか記載されている。

幸い自宅まで車で数分なので、いったん警察署を離れ、自宅に戻り靴のサイズを基準にそれぞれ長さを計ってみた。計測自体は大した話ではないが、こうも手間がかかるとは、これだから役所は苦手なのだ。

ただ、これは役所の手続きの硬直性に問題があるのではなく、見本を良く確認しなかった自分に落ち度がある話である。以前なら自分の非を棚に上げて役所に八つ当たりしていただろうけど、最近は構造改革陰謀論でとりあげられる所謂ルサンチマン戦略を理解できているせいか、怒りの要因を冷静に分析しているようにしたせいか、すぐに自分の非に気づくことができたのは、自分で言うのもなんだが少しは成長できたような気がする。日本の明るい将来のためにも、みんなが幸福になれる道を選んで歩んで行こう。