慣れない経験の大切さ

社長の書いた物語に合わせて絵本を作る。そんなワークショップが就業時間に催された。美術が大の苦手な自分が参加すれば足手纏いになること確実。そんなわけで興味はあるものの名乗りを上げなかったのだが、主催者から絵的センスは全く必要ないと言われたので、業務に追われながらも思い切って参加してみた。

作業場に行ったら、いきなりフランス人？のような先生が英語でやり方を説明している。通訳さんがいるとは言え、まさか外国人指導とは。おまけに、グループに分かれて絵の具使って絵本に登場する動物たちを描くなんて、まさに私には一番苦手な世界。えらいことになったと思って周りを見回すと、みんな困ったような表情。ひとまず安心。

実際に作業に入ったら、絵の具を使って用意された用紙に動物の色彩を描くだけ。形にするのは他の人の役割だったので、とても気楽に楽しめた。普段業務のことしか話さない人たちも、笑い、褒めあいながらの作業はとても楽しいひと時となった。

結局1時間程度就業時間を割いてしまったこともあり、普段より帰りがだいぶ遅くなってしまったが、どこか気持ちの良い一日となった。やはり、普段とは違った経験をすることは脳にいい刺激をもたらしてくれる。老化防止にはもってこいである。これからも、どんどんComfort Zoneから抜け出すような体験をしていこう。