メルセデスオーナー誕生

悩みに悩んでいたお嫁さんが、ついにメルセデスの購入を決断した。車種は、私も気に入っているＧＬＣのクーペ。特にお尻のデザインがCuteで、高速走行中に追い抜かれる度に格好いいなぁと思っていた。これからどうやって家計を維持していくのかを考えると愕然とする思いもあるが、生きているうちにやりたいことはやったほうがいいし、欲しいものは手に入れたほうがいい。困ったらその時考えよう。

対照的に、自分は今週末に長年寄り添った愛するBMWを手放すべく査定に出す予定。思えば友人に勧められ、六本木ヒルズのBMW店で購入し、不慣れな都内の運転であたふたしながら自宅近くの駐車場まで運転して帰ってきたのが2011年の2月。翌月に未曽有の大震災に見舞われ、会社から7時間かけて歩いて帰宅した際、真っ先に車の状態を確認しにいったのも今となっては良い思い出だ。愛車のお陰で私の人生は本当に変わった。いろんなところに行けたし、高速を飛ばすときのあの心地よさは、まさに筆舌にしがたい体験。生まれてきてよかったと思う思い出の一つに違ない。

そこまで気に入っていた愛車だが、この1年位読書を中心とした勉強が楽しくて仕方なくなり、結果的に愛車を乗る時間がなくなってしまった。維持費もばかにならないうえ、肝心の愛車の性能も宝の持ち腐れ。これでは愛車にも申し訳なく、断腸の思いではあるが、さよならをすることに決めた。愛車にはただただ感謝である。

旦那がBMWを手放すと同じタイミングでお嫁さんがメルセデスを購入するという、このドイツ車リレーに数奇な縁を感じるし、どこか自慢にも感じる。こんなことが出来るようになるなんて、立派になったもんじゃないか。そして、次に狙うは同じドイツ車のPORCHE。死ぬまでに何故かお世話になるような予感がしている。それを目指して、どんどん人の役に立てるような存在になれるよう、学びそして働こう。人生はとても奥深く、そして楽しい。