自灯明

降水確率50％という予報に反して、午前中こそ雲に覆われ、今にも泣きだしそうな空だったが、午後には雲も交えた綺麗な夕焼けを見せてくれた今日の空。水曜日の今日は週中ということで、最近始めたお決まり事のプチ掃除の日。そんなわけで、始業時間すぎていたが、会議もないという事で台所と居間を中心に簡単な掃除を行った。週末と違って一部しか掃除はしないが、それでも水拭きをすると気分がさっぱりして引き締まる。多分、それが楽しくて忙しい中掃除なんていう作業をやめずに行えるのだろう。

政治に目をやると、今回の通常国会に予定されている法案は、呆れるというより身の毛のよだつような日本社会壊滅促進法案のオンパレードのようだ。中小企業再編という名のM&Aによる外資への売却、マイナンバーへの銀行預金口座紐づけ、新型コロナ特措法等など、こうすれば国民国家が虐待できますよというお手本のようなやり方である。

一体この国はどうなってしまうのだろうかと子供のいない自分でさえ暗澹となる。ただ、どんな世の中になろうとも、大切なのは自分を拠り所とし、自分自身を灯りとして暗闇を照らし生きて行く、ブッダがおっしゃった自灯明の生き方なんだと思う。そんなことを考えていたら、数カ月前にかみさんが送ってきてくれた蝋燭と燭台を思い出したので、早速火を灯してみた。確かに風情があって心が落ち着く。当分夜の楽しみとなりそうだ。