現在を制する者が過去を制する

月曜日が祝日だったおかげで、いつもより早く週末を迎えられ、少し得した気分の土曜日。おまけにこのところの真冬の寒さを忘れさせてくれるような温かい一日となり、絶好のツーリング日和。普段なら、緊急事態宣言による外出自粛なんてどこ吹く風でバイクで出かけるところだが、生憎父親が目を傷めたため運転できないとのことなので、正真正銘の自粛となり、おとなしく家で仕事をしていた。

土曜日に業務メールを出すと週末勤務の証跡になってしまうので、普段はメールを書いても実際の送信は週明けにすることにしているのだが、たまにはいいかと思い複数のメールを出したところ、間もなく2名から返信が届いた。メールを返信するだけでも2名いるのだから、全社的に働ている人は結構多いような気がする。家族サービス犠牲にして働かなければならない日本社会を少しでも良い方向へ改革して欲しいものだが、政府が自己責任を声高々に主張して臆するところもないとは、正に世の末である。

このところ近現代史に興味が湧いてその分野の本を読んでいるのだが、思い知らされるのが歴史の改ざん。第二次世界大戦における勝者がいいように歴史を捏造して戦後生まれの我々の脳に刷り込むという行為はある意味見事である。ネットの言論統制も憚られることなく行われる今、史実を客観的に把握する方法が益々限られていきそうで怖い。