地元まで緊急事態宣言

一都三県に新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が発令されたのもつかの間、意外という感もぬぐえないが、我が地元まで緊急事態宣言が発令された。ご丁寧に友人がLINEで情報提供してくれた。新聞購読しないし、テレビすら持っていない自分は、所謂マスメディア情報とは疎遠になりがち。お蔭でメディアによる不安煽り作戦に翻弄されることもなく、精神衛生上すこぶる健康的な生活を送れるのだが、その反面コロナの最新情報を入手するのが人より遅れがちになる。

これで不要不急の外出は控えろというアナウンスが街中を流れるようになるかと思うと、鬱陶しさを超えて世界統制社会に対する恐怖すら感じる。今や、マスメディアを抑えてしまえば何でもありという気がする。不安煽り戦法を真に受けて引きこもり続ければ、待っているのはウィルスへの暴露を怠った結果の免疫力低下と、客足が途絶えた故の飲食店倒産。一方、新型コロナウィルスとインフルエンザに関連した日本人の死者数の和は、昨年のインフルエンザによる死者数を下回るだろう。ウィルス干渉によりインフルエンザ患者数が激減していることを考えれば、間違いない筈。なんともちぐはぐな話だ。

そんな中、地元の一市町村が、成人式を予定通り行ったことが話題になった。町長曰く、一生に一度のことだから、町として全力で安全対策を施して、この感動晴れの舞台を若者に体験させたかったとのこと。ここまで故郷に大切に思われる若者は幸せ者だし、きっと地元に恩返ししたいと思うのではないか。ここ最近には珍しく、心温まる話だった。