糠漬けデビュー

国内外ともにきな臭い状況になってきた。とは言え、21世紀の先進国殲滅作戦には戦闘機も爆弾も不要。イタリアが生んだ共産主義者のカリスマことグラムシの戦略よろしく、教育、文化などソフト面から時間をかけて既存社会の破壊を行えば、軍事行動とは比べ物にならない少ない労力で他国を占領できるだろう。悲しいかな今まさに日本は日占領国まっしぐらである。

とは言え、大東亜戦争の敗北以来、わが国にはアメリカ軍が駐留しており、関東においては横田空域よろしく、米国の事前承認が無ければ民間航空機でも飛べない空域があるわけだし、経済政策も好き勝手出来ないわけだから、もう75年もの間実質米国の属国なのである。そう思えば、いまさら属国になるのが悲劇だとか許せないと言っても、親分が米国か隣国共産党政権かの違いだけだろう。

いずれ食糧にも簡単に手が届かなくなりそうなので、実家そばの畑を借りて野菜を作ろうなどと考えている。生きて行くためという面もあるが、もう一つは自然への愛着が強まったことに負うところも大きいと思う。メディアも政府も信じられないけど、野菜は嘘つかないというところにどこか救いを求めているのかもしれない。

そんな野菜への思いが募ったせいか、人生初の糠漬けにチャレンジしてみた。結果はまずまず。きゅうりは塩辛かったが、なすは丁度いい味と硬さで出来上がった。これからしょっちゅう作ってみようと思う。とにかく自然を味わいたい。