silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

歴史は物心ついてから学ぶもの

歴史の授業で習ったことが、実は事実と異なっていたという事例は枚挙にいとまがない。もちろん、実際にその時代に生きていたわけではないので、事実と異なっているというより、異なっていそうだという方が正しい表現なのかもしれない。俗に言う限りなく黒に近いグレーというやつである。

海の向こうアメリカでも、破竹の勢いで席巻するリベラリズムは、ついにアメリカ建国の歴史まで変えてしまう勢いのようだ。これまで学校教育では、アメリ建国記念日は独立宣言の行われた1776年7月4日と習ったものだが、最近では、それ以前にアフリカ大陸から送られてきていた黒人奴隷が先にアメリカ大陸に住んでいたので、アメリカ建国は1600年代に遡るべきだとの主張が叫ばれているそうである。そうなると、いずれ建国記念日まで学校で学んだことが間違いなんてことになる日が来るに違いない。

ピカソの代名詞と言ったら言い過ぎかもしれないが、かのゲルニカも、ナチスドイツがスペインの小さな町に対して行った無差別攻撃に対する怒りを表したものと美術の授業で習ったと記憶しているし、それが世間一般に浸透しているイメージかと思っていたが、実はゲルニカという町には軍需工場があって、そこを攻撃することは法律上不正な攻撃ではなかったとのことだ。おまけに、ピカソゲルニカ攻撃以前にそのような内容をテーマとした作品をすでに考えていたそうで、たまたまその時に起こったのがゲルニカへの空爆だったので、タイトルをそうしたまでだというのが事実のようだ。おまけにピカソフランス共産党に入党するくらいのスターリン心棒者。どうやら反ナチスプロパガンダに上手く利用されたというのが真相のようだ。

歴史は勝者の同意により作られたものとはよく言ったもので、やはり、物心ついてから学ばないと、支配者にいいように洗脳されてしまうのがおちだ。学校の歴史のテストで赤点とっても落ち込む必要はなかったのかもしれない。むしろ脳を染められていないことを喜ぶべきだったのだ。