silky6の日記

こんにちは。このブログは、silky6が日々の生活で気になったことを気ままに書き連ねています。

やはりすべてはフィクション?

我々の祖先であるホモサピエンスが他の種族を駆逐して生き残れたのは、言葉を使ってフィクションを創り出してそれを信じる者同士が団結できたからだとか。その後の人類の発展を見ても、時にそれは宗教、為政者に対する崇拝、人間の理性に対する過度な信頼、資本主義、共産主義、等々。結局それらは所詮絵空事でしかない。そして現在ならさしずめ新自由主義ということになろうか。これが自分なりのベストセラーサピエンス全史の理解である。

歴史は勝者による同意に基づき作られた物語であるみたいなことを言ったのはヴォルテールだったと思うが、正にそういう意味では自分が学校で教わった歴史はフィクションだ。大東亜戦争共産主義者を利用した敗戦革命であるなんて話は自分の50年を超える人生において一度も聞いたこと無かった。それを勉強不足と言われれば二の句が出ないが、いくらなんでも、史実を知るのが何故こんなに難しいのか。為政者にとって都合の良い史実ばかり、つまりフィクションが跋扈するのが世の常だ。

先日行われたアメリカ大統領選の第2回テレビ討論。外国の話とはいえ、実質日本統治国のトップを決める選挙。おまけに久々に出現したナショナリスト大統領の2期連続政権誕生なるかがかかるのだから自然と興味が湧いてくる。ワシントンポストにスキャンダルを暴露された相手候補の勝ち目なんて殆どないだろうし、討論もその辺突かれて万事休す状態らしいから、もう選挙の行方もこれで本決まりと思いきや、天下のCNNはこの期に及んで相手候補有利との予想を結果を伝えている。当事国に住んでいないので正しいことは分からないが、まか不思議な国である。

日本ももうじき大阪市廃止の是非を問う人民投票が行われる。賛成する人の気が知れないが、これもまたフィクションを信じた人により可決されるのか。そうなれば、日本国家は解体への道を歩むことになるだろう。悲しいかな、これはフィクションではなさそうで怖い。